2018年05月20日

A.l.7

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私の「聴く」が、あなたに「効く」Kikukikuseminar
「あなたの働き方改革コンサルタント」の 嘉藤真弘です。

今日も、大和言葉について、お伝えします。
皆さんにとって身近な住まい、家や部屋についての大和言葉をご紹介しています。
いずれも、高橋氏の解説を元にしています。

・門口で
・上がり口
・引き戸
・扉
・湯舟
・厨(くりや)
・厠(かわや)
・床をとる
・寝間

今日は、「湯舟」について、詳しくご説明します。

日本人の入浴好きは有名です。
ですが、大昔から現在のような入り方をしていたわけではないんです。
室町時代まではもっぱら蒸し風呂。
江戸時代の前期、水を大量に用いることができるようになって、
湯を張って体を浸す入浴法が定着したんです。

そして、
この「体を浸すために湯を張った容器」につけられた名が「湯舟」
温かい湯に体を浸したときの、何ともいえない心地よさが伝わってくる、
すばらしいネーミングです。

ところが、最近は「風呂」「バスタブ」「浴槽」等に押され気味で、
この言葉をあまり聞きません。
「風呂に入って気持ちよかった」
「バスタブでうとうとしちゃった」と
話す機会があれば、
「湯舟につかって気持ちよかった」
「湯舟でうとうとしちゃった」と
言ってみてください。
目の前で波打つ湯の様子まで聞き手に伝わります。

入浴は「湯呑」、浴室は「湯殿」。
こうした大和言葉も、漢語にはない心地よい響きを持っています。
会話で使う機会はなかなかありませんが、心に留め置き、入浴中に
意識するだけでも、凝りをほぐしてくれるのではないでしょうか?

「湯呑」「湯殿」
こんな言葉を思いながら、「湯舟」につかってみてください。
posted by 嘉藤 真弘 at 08:33| Comment(0) | その他